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東京湾には、約700種類の生物がいると言われています。どんな生き物がいるのか、テレビ東京の番組「東京湾大調査! お魚ぜんぶ獲ってみた」で、初めてヒメコトヒキが確認されたことが話題になるのはなぜでしょう?ヒメコトヒキはどんな魚なのでしょうか?

ヒメコトヒキってどんな魚?

ヒメコトヒキの体は長い卵形で、押しつぶしたように平たい形をしています。
銀色の身体には、褐色や暗褐色の縦帯が4本ほど入っています。その帯は頭部にも入っていますが、この内の1本は、口先から眼を通り、尾びれの後ろ端まで続いています

そして、尾びれにも5本のはっきりとした黒っぽい筋が入っており、口先は丸みを帯びています

ヒメコトヒキはどんな魚?

出典:Private Aquarium

ヒメコトヒキは、自分の浮袋を使って、ぐぅぐぅと音を出します。いったい何のために音を出すのでしょう?仲間で会話をしているのでしょうか?
だとしたら、いったい何を話しているのでしょうね?

ヒメコトヒキの生態は?

  • 標準和名   ヒメコトヒキ (姫琴弾)
  • 分   類   スズキ目・スズキ亜目・シマイサキ科・コトヒキ属
  • 学   名   Terapon theraps
  • 英   名   Largescaled terapon
  • 分   布   西太平洋やインド洋など
  • 生息環境   沿岸の浅所や内湾など
  • 全   長   20~30cm 程度
  • 備   考   背びれ・11~12棘9~11軟条、しりびれ・3棘7~9軟条

出典:Private Aquarium

ヒメコトヒキの分布

ヒメコトヒキは東シナ海から南シナ海、アラフラ海やサンゴ海などの西太平洋に分布しているシマイサキの仲間です。国内では茨城辺りから南までの分布が確認されており、新潟や福井などの日本海側でも見られることがあります。

ヒメコトヒキは水深10m位までの沿岸の浅所や内湾などに生息しており、小魚や甲殻類、多毛類などを食べ、雄は卵を守る習性があり、幼魚は沖合いの流木や流れ藻などについているのが、しばしば見られます。

ヒメコトヒキは、そう深くないところに生息しているので、他の魚に混じって定置網や曳き網、刺し網などで漁獲されていますが、食用としての国内の流通量は少ないと言われていますが、焼き物や刺身などに用いられています。
                

ヒメコトヒキが、東京湾で初確認の理由についても!

「ヒメコトヒキ」はスズキ目シマイサキ科で、本来は沖縄や西表島、小笠原諸島に分布。太平洋側は茨城県までの報告がありました。

ところが、入り組んだ地形の東京湾では入り込んでくる記録は今までなかったのです。ですから、東京湾でヒメコトヒキを確認した魚の専門家も驚いていました。

「南方系の魚が黒潮に乗ってきていることはあるが、今回、内湾まで入ってくることは珍しい。かなりびっくり、奇跡的なことだと思います」

太平洋の波に当たりながら暮らすより、東京湾のような内海で暮らした方が波もそう荒くなく、ゆっくりと過ごせて居心地がよかったのではないでしょうか?
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